I miss youとI need youの違いなんかを考えてみる

稀に家のパソコンを立ち上げたときにしか書かないおいらのはてなダイアリーですが、
今回はアレです、アレ。
windows10にはよかえなさいと脅迫にも似たupdateに逆らい続けるのはナンセンスだということで
仕方なくアップデートかけたわけです。
だって、今すぐやるか、今夜やるかの二択って!!有無を言わせない圧倒的なビルゲイツ感!なにこれ!

というわけで、試運転がてらおうちのwindowsのマシンで書きつつ、隣のmac miniちゃんではここ数か月買いまくっていたCDを
ひたすら取り込む作業を同時進行しております。

ちなみに今取り込んでいるのは9年ぶりに新譜を出したmusic from the marsのafter midnightこれちょー名作。
藤井さんのどあっぷのインパクトと言ったら。エロい、そしてエモい。

After Midnight

After Midnight

・・・と、ここまでとりあえずwindows10の使用感は問題なさそう。
ずーっとXPちゃん→ちょっと前に7→今回10という流れなので
まぁ違和感なく使えそうかなー。


さて、表題に戻ります。


3月に大学のブラスの同期の友人Y子ちゃんが結婚したので、結婚式にお呼ばれして
仲間とワイワイやりながらぼんやり思っていたことに遡る内容なのですが、
私の友人関係はそこそこ広いように見えて、地元の友人はほとんど連絡取らない(取ろうと思えばとれるけど面倒なのであまりしない)
上京して15年弱で生活のベースが変わってしまったのもあり、まぁ仕方ないんだけれども。
大学の友人や先輩後輩は結構な頻度で連絡を交わす間柄の人が多いのが救いであはるものの、みんな全国に散らばっているので
先述のような結婚式クラスのビッグイベントでもないとそうそうもう集まれないわけですよ。全然違う生活してるから。
同期が9人いて、諸事情で集まれなかった2人と主役を除いた6人で前夜祭やらピロートークなど、数年ぶりに会うもんだから
ずっとあれやこれや取り留めないおしゃべりが楽しいわけですよ。そりゃそうだ。


でも、その中の一人が「もう、みんな同じ市にいればいいのに!」と言って、
「そうだねー」とみんな相槌を打ちつつも無理だよねぇという
気持ちを共有していたと思うんですよ。おそらく。


生活がもう全然違うのもそうだけど、仲いい人が近くにいてもおそらくそんなに頻繁には会わないだろうし、遠くて滅多に会えないから
こそのこの長年の友情が成立しているんだろうなと思うこともあるわけです。
我々のメンバー構成は、
関東一人(私)、長野一人、兵庫一人、岡山二人、広島一人、愛媛一人、大分一人、熊本一人といった見事に遠いところばかりで、
中間地点に住んでいる私がみんなのバイパス役になることもしばしば。

みんなと一緒にずっといて、帰ってきてさみしくなった気持ちはおそらく
「みんなが近くにいないとさみしいなぁ」
なんだろうけど、
だけど、それぞれが日常生活に必須かと言えばおそらくそれは違う。
必要な友人、大切な友人だけど遠くでみんなが頑張っていれば
今現在の私の日常には必須じゃない、いないと困るという訳ではないというか。


そういう人間関係のレベル分けってあるよなぁとうすぼんやり思っていたのです。


もう何年も会ってない人がいて、連絡取ろうと思えばとれるけど取るほどの用事もない。
でも、突然お誘いが来たらたぶんうれしいし、断ることはしないんだろうと予想もするけど、
でもこちらから突然連絡するのはないだろうな、という関係性の人達。

私は頭がお花畑で、人見知りな分一度知り合いになったらなかなか嫌いになることはあまりないので、
出来ることならずっと仲良くしていきたいなと考えているめでたい考えの持ち主で。

あなたが(私の日常生活の射程距離内に)いなくてさみしい
というのと
あなたが(私の日常を成立させるためには)必要だ

ここが、友人関係を考えるうえで私のキーになるところなのかな、なんて事を考えてしまったのでした。


いろいろな思い出を彷彿とさせるエピソードが発生するたびに、
それぞれの人を思い出して思いを馳せるくらいのことしか今はできないけど。
あの人にも会いたいよ、昔みたいにワイワイやりたいよ。
こんな風に私も誰かの思い出の中に突然現れたりすることもあるのかなぁ。


好きな曲のたぐいに、もう一度あなたに会いたい的な歌が多いんだけれども、(根っこがネクラで粘着なのがばれる・・・)
例えば、先日マツコの知らない世界でやってたヘッドフォン特集で一躍またitunesセールスが伸びている
TM NETWORKの名曲、still love herなんかも未練たらたらな歌詞だけどそういう世界観だと思うのね。

CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE

CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE


先日tricolorのレコ発で初めて聴いたザ・なつやすみバンドの中川理沙さんの声がとってもよくて、

うたう日々

うたう日々

ザ・なつやすみバンドの1st albumを買ったのだけど、(変なバンド名だと思って敬遠していたのは秘密です)
[rakuten:book:15859028:detail]

そのアルバムの曲で「せかいの車窓から」っていうすごく好きな歌があって、
「もう一度だけ 偶然君に会えたら いいのになぁ 妄想する 電車の中で」
というフレーズがあって、

実際常日頃会いたいなぁって思ってる人に偶然ばったり会ったら私は何ができるだろうっていうことと
所詮こうやってブログに書くくらいの妄想しかできないうじうじ感が嫌になるっていう自己嫌悪も相まって
なんか、アレだなぁって思っちゃったんですよ。

まぁ、昔いろいろあって疎遠になっちゃった人に、数年後なんとなく今何してんのかなと興味本位で連絡を取ってから
どういうわけか結婚して今も一緒に住んでいるっていうミラクルを起こした過去がある私ではありますが、それは若さゆえ。


去年、人間関係がものすごく悪化して抑うつ状態になってた時に、ある友人が
「必要な人は必要なタイミングで現れるし、今、その人が離れて行ってもそれは必要がない人だから追いかけて傷つくなんてやんなくていい」
的な若干スピリチュアルなアドヴァイスをしてくれたことがあって。

通常運転の私だったら、いやーでもさーとかうだうだ言って、壊れていく人間関係をどうにか修復しようと試みようとしてたんだと思うんだけど
その時は本当に弱っていて、なんか目から鱗的な言葉に思えたんだよね。
いや、実際そうなんだと思う。


そういうわけで件のその人についても、「会えなくて寂しいなー」とか、「前みたいに仲良くしたいな」とは思っても
おそらく今の私の生活には必須じゃないし、時間が経てばその人に関わるモヤモヤだったり思い出す頻度も減っていくんだろうって
悟った感じになってそろそろ半年が経とうとしてます。
予言者じゃないけど、実際今でも仲直りしたいなって思ってはいるけど、具体的に何か出来たわけではないし
離れていった人は私を構成するどこかがどうしてもダメで離れていったとしたら
そのどこかが変わらない限りきっと繰り返すだけだから、生まれ変わって人格変わっちゃったくらいじゃないと
昔みたいには出来ないんだろうなっていう事も頭でわかりつつも気持ちが全然追い付けなかった半年前から、
そのあたりもようやく足踏みが揃ってきた気がする。
どうせなら、私のどこがダメだったのかケチョンケチョンに指摘して大喧嘩出来たらよかったのになー。
大人になると大喧嘩なんてのもそうそうやらないよね。


この歳になっても人間関係で食欲を落とすほどに悩むなんて、20代には思いもしなかったよねー。こりゃこりゃ。
この半年近く、自分の中に辛さの元を留めておけなくて、信用のおける友人にちょこちょここぼしたり相談したり、
他の楽しいことやら仕事とかに目を向けて気を紛らわせてみたり、自分なりに足掻いてきたらようやく気持ちの整理がついたような気もする。
時間が癒してくれるっていうのはほんとなのねー、すごいなぁ時間の経過。


たぶん、もう大丈夫かな。
I miss youの気持ちはこれからもきっと消えることはないけれど。