私の生まれた場所はとても寒い土地で雪はとても身近な存在だった冷たいけれど 暖かい肩に積もっても 全然濡れない綿飴みたいにやわらかだった 大人になって遠く 遠い土地へ 来てしまって あの頃の雪にはもう会えない 三月だというのに 傘で避ける日々が続く …
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