2009-03-04 雪と傘 想い 私の生まれた場所はとても寒い土地で雪はとても身近な存在だった冷たいけれど 暖かい肩に積もっても 全然濡れない綿飴みたいにやわらかだった 大人になって遠く 遠い土地へ 来てしまって あの頃の雪にはもう会えない 三月だというのに 傘で避ける日々が続く 雨の日はキライって言った私にキミは雨の良さを語ってくれた 今度は私が雪のステキさを 語れる日がくるんだろうか キミがくれた 傘はとても大きいから今日も私は 雨でも濡れない