秘め事と抱えきれない気持ちの置き場について

ここ最近自分の身に、あまりおおっぴろげに出来ない類いの出来事がよく起こる。

身近なところにはついついしゃべってしまうのだけど、あんまり沢山にしゃべってしまうと秘め事がその価値を失ってしまいそうな気がしてきた。

秘密の共有は時に人を強く結びつけるけれど、内容によっては言わない方が良いこともあるのかも。

誰が誰とつながってるかわからないし、そのせいで周りの人からの見られ方にも影響を及ぼしかねないからね。

当人同士にしかわからない事はなるようになるさ、と流れに任せて。
この手の話は人に相談する方が野暮で無駄な事かもしれないなぁ…。


と言いつつ、先日某N氏と久しぶりに二人きりで呑む機会があって、お互いの近況や今まで訊くに訊けなかったそっち系の話をして、なんとなく昔に予想がついてた未来に追いついた感じがした。

私とN氏は一時期気持ちが悪いくらい一緒につるんでいて、急に仲良くなって、仲良くなりすぎてしょっちゅう喧嘩して、でも仲直りするしかなくて、ナンダカンダ言ってもお互いの事を一番良く理解している間柄という不思議な関係で。

男女の性別を超えたつながりを感じていたのだけど、お互いに特別な誰かが出来たらこの関係は終わるのだろうと薄々感じていた。

ターニングポイントは急にやってきて、先にその波が訪れたのはN氏の方で、私は無性に置いていかれた気になったのだけど、同時に来るべき時が来たのだと妙に悟ったような気持ちで事実を受け止めていた。

それから半年くらいして、私の方にも劇的な事件が起こった。
必ずしも私が望んでいた100%な未来では無いにしろ、私が行動を起こした結果、何かが変わったのは事実。
今まで感じたことが無かったときめきとか悦びとか。
今まで知らなかったあの時の気持ちとか。
恋をする、とはこういうことなんだと遅ればせながら実感している。


N氏とは、お互いの描いていた線がどんどん離れていくのを感じつつ、線が見えなくなるまで離れることは無いのだろうと、先日の呑みで思ったのだった。

こんな書いても、N氏は最近ここ全然見てないのも知ってるし。ちょっと一安心。
逆に、当の本人に見られるとちょっと都合悪いんだよなー。どうしよ。