旧友来る

大学の部活仲間で、上京してからの数年間、東京砂漠を共に生き抜いてきた(と言うのは大袈裟か)
現在は長野在住Y嬢が遊びにきた。

彼女が天王洲アイルで働いてた時の同期の結婚パーティに呼ばれたとのこと。

この連休(土曜日は仕事だったし)特にこれと言った予定も無かったので、せっかくだし家に泊まっておゆき!とお招き。
最寄の駅の気になるバーであーだこーだ取り留めない話をして、ぐいぐい飲んでいい気分。

飲みの趣味もいいし、マニアックな話をしても付いて来てくれる。おまけに美人。
長い間離れていても、話題に事欠かない素敵な友人。
興味の系統がかなり近いし付き合いが長いだけに理解度も深い。
今日は何度言葉が被ったことか。
気が合うというのはこういうことなんだろうなぁ。


彼女曰く「お互いが異性だったらくっついちゃうのにねー」


翌日の今日はせっかくだから、と東京湾のクルージングランチに繰り出した。

私は父が船乗りの関係で、彼女は長野県在住ということで違うベクトルではあるものの
海への憧れ・ときめきを持ってる。


「湾岸倉庫のクレーンは特殊で心ときめくよねー」なんてタモリ倶楽部的な話やら、
強風に煽られて「ビュービューだよ!」と某有名台詞を捩ってみたり。


ちょっと足を伸ばして、東京タワーを眺めて、増上寺の桜を愛でて
あっという間に帰っていってしまった。


私には全国津々浦々に友人がいるけれど、どちらかというと親密な友人ほど遠方に住んでいて
滅多なことでは会えない。

楽しい時間はあっという間で、見送った後の心のポッカリ感が何故だか空腹感に転化されてしまったようで
帰ってからドーナツプラントの新宿限定4個セットやら100円ケーキやら甘いものをガツガツ食べてしまった。反省。


距離的にも物理的にもどうしても遠いところにいる大切な人たちが
直ぐに会いに行ける、私の周りにみんな居てくれたらいいのに!なんて無理なことを思わず願ってしまった。