このやるせない感情は何だ

一連の小室哲哉逮捕ニュースの衝撃と言ったら。

姉の影響で、小学生からTM NETWORKを聴いていた。
同世代の友人がジャニーズだのアイドルだのにキャーキャー言っている頃から。

TMの影響で、キーボードやシンセサイザーに興味を持った。
プログラマーってかっこいい!と思って情報系に進路をとった。
音楽にこんなにも心酔する生活を送るきっかけになったのも、あの三人のせいだった。

accessにはまったのも、TMがずっと活動を継続してくれなかった代価的なものだったのではと今になって思う。
勿論、その当時は大ちゃんもHIROも大好きではあったけれど、あの三人に敵う訳も無くて。


逮捕の前日に速報を知って、当日はとても仕事が手に付かなかった。
数日経って、メディアの酷評っぷりに心が痛んだ。
見たくないのに、真実が知りたくて関連ニュースを追いかけた。

今日のジムの帰り道、初期のTM NETWORK時代の曲を聴いていたら不意に涙が出た。

TM NETWORK THE SINGLES 1(初回生産限定盤)

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歌詞の一つ一つが氏を思う気持ちとシンクロしたのが直接的な要因ではあるのだけれど。
最近あった悲しい別れとか、漠然としたやるせなさ、無力感がどっと溢れ出た。
自転車に乗りながら、すれ違う人たちの視線を遮ることもままならず、涙をぬぐった。


正直、今好きな音楽は違うベクトルをさしているけれど、私の音楽人生のコアを担っているのは間違いない。

今でも心ときめくのは、TM NETWORKの名曲たち。
寒くなるとHere there,&everywhereが聴きたくなるし、
元気が無くて落ち込んだときはYour're The Bestで自らを鼓舞する。

私の生活はいつも彼らの楽曲と共にあったのを今になって痛感している。


救いは、ウツや木根さんをはじめ、みっこさんやまっとし、古くからの仲間が出した温かいコメント。
彼が戻ってくる日を信じて、待ってる仲間がいる事がうれしい。
例え、氏が犯罪者になったとしても、世間から非難されて抹殺されようとも、私はFANKSであることをやめない。